『INDUST』2023年10月号 No.432
脱炭素×資源循環
廃棄物・資源循環業者は2050年温室効果ガス排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)に向けて転機を迎えており、事業活動において改めて脱炭素と向き合い、資源循環と両立させる取り組みに本腰を入れなければならない時が来ている。10月号では2050年カーボンニュートラルを視野に入れた産廃処理・資源循環分野の役割を見るとともに、サーマルリサイクルによる脱炭素の可能性、サーキュラーエコノミー視点からの産廃処理・資源循環業の将来像などを展望する。また、脱炭素と資源循環の実現を目指した各種事業の事例も紹介する。
特集
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2050年CNを踏まえた廃棄物資源循環分野の役割
国立研究開発法人 国立環境研究所
社会システム領域
システムイノベーション研究室
室長 藤井 実
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循環経済への移行に向けた資源循環に関する取り組みの最新状況
環境省 環境再生・資源循環局
総務課 循環型社会推進室
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サーキュラーエコノミー視点で見る廃棄物処理・資源循環業の今後
広島県公立大学法人叡啓大学
特任教授 石川 雅紀
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資源循環業における脱炭素経営
カーボンフリーコンサルティング(株)
代表取締役CEO
(一社)カーボンオフセット協会
会長 中西 武志
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プラント解体全工程で脱炭素化図る
ベステラ(株) 事業本部 脱炭素事業推進部
マネージャー 金光 弘嗣
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私たちのパーパス
── 未来に続く廃棄物処理の実現に向けて
(株)ミダック
事業部 事業管理G
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食品廃棄物を発酵しメタンガスを販売
── 脱炭素化支援機構の支援受けCO2を削減
(株)コベック
取締役 石井 章吾
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中小企業のサステナブル経営とポジティブインパクトファイナンス
(株)商工組合中央金庫 ビジネス企画部
主任調査役 中野 亮
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環境経営への目的意識を高める目標達成型の金利優遇制度について
── 筑波銀行とサステナビリティ方針
(株)筑波銀行 ビジネスソリューション部
地域振興室 室長 川﨑 信
【連載目次】
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環境政策ウオッチ 第14回
環境省の2024年度予算概算要求、炭素中立と循環経済、自然再興の同時達成目指す
─ 経産省とともにGXで「資源循環投資」を事項要求、法制化検討も─
ジャーナリスト 大村 朋己
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弁護士が語る産廃フロントライン 第79回
キーワード深掘り!
行政手続きと廃棄物処理法(その2)
弁護士 芝田麻里
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経営者様のバディ社労士からの通信 第6回
兼業・副業について
社長様のバディ社労士 大関 一
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サンパイ女子 第105回
渡邊 亜津沙さん (株)宮城衛生環境公社
仕事で分からないことをなくしたい