『INDUST』2024年7月号 No.441
災害廃棄物の現状と課題
毎年発生している自然災害。そのたびに大量の災害廃棄物が発生しており、産業廃棄物処理業者は被災地の早期復興に向けて災害廃棄物処理を担っている。7月号では災害廃棄物処理対策の施策について解説するとともに、災害廃棄物処理現場の課題や自治体の取り組み事例をみる。さらに、災害廃棄物処理などに伴う時間外労働や、災害廃棄物の迅速処理システムについても紹介する。
特集
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【インタビュー】 サーキュラーエコノミーの行方
「サーキュラーパートナーズ」が本格始動
動静脈連携推進で「成長志向型の資源自律経済戦略」
経済産業省 資源循環経済課長
田中 将吾氏
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大規模災害廃棄物対策の概況と今後の施策
環境省
環境再生・資源循環局災害廃棄物対策室
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膨大な被災情報を迅速に把握
──地理空間情報の活用で点在する災害廃棄物の状況を共有
環境省
関東地方環境事務所資源循環課長
村井 辰太朗
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災害廃棄物と発生量の推計方法について
(一財)九州環境管理協会副理事長
(九州大学名誉教授)
島岡 隆行
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制約条件下での対応と課題
──D-Waste Netを通じた活動の経験から
(一社)持続可能社会推進コンサルタント協会
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仮置場の運営と準備
(株)環境と開発
代表取締役 田邉 陽介
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初動重視、そのための準備を
──令和元年台風19号への対応を経験して
埼玉県
環境部資源循環推進課
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災害廃棄物処理に伴う時間外労働等について
社会保険労務士 大関 一
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災害廃棄物の迅速処理システム
──地域集約型災害廃棄物処理待機プラント
(株)流機エンジニアリング
産業営業部プラントソリューショングループグループ長
上岡 弘宜
(株)ティ&ケイ
代表取締役社長 加藤 和盛
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【特別レポート】
大規模災害に備え災害廃棄物処理の課題抽出
── 環境省・令和5年度災害廃棄物対策推進シンポジウムから
編集部
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サンパイ女子 第113回(最終回)
伊東 ひとみさん 永田重機土木(株)
重機オペレーターは女性にお勧め
【連載目次】
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環境政策ウオッチ 第22回
着々と進む「プラスチック資源循環法」の活用
─ 自治体認定が加速化、事業者含めさらなる拡大見込む─
ジャーナリスト 大村 朋己
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弁護士が語る産廃フロントライン 第88回
令和5年6月30日閣議決定「廃棄物処理施設整備計画」とは
弁護士 芝田麻里
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脱炭素化時代の生き残り戦略 第6回
自然資本と国際イニシアチブについて
カーボンフリーコンサルテティング(株) 代表取締役CEO
中西 武志